ホームページの時代に売れた会社が、AIの時代も売れる理由

私はこの30年、「売れるホームページ」を作ってきました。お客さんが来て、売上が立つホームページです。そして今は、AIで集客の仕組みを作っています。

最近、この2つは実は同じことだった、と気づきました。媒体がホームページからAIに変わっただけで、やっていることの本質は変わっていない。今日はその話をします。

「売れるホームページ」には、最初から仕組みがあった

ホームページには、2種類あります。お客さんを連れてくるホームページと、ただあるだけのホームページです。

会社概要や会社案内を、言われた通りにきれいに形にしただけのもの。これは「ただあるだけ」のホームページです。一方、私が作っていたのは、マーケティングの概念を入れて、お客さんと目標を共有し、中身を組み立てたもの。これが「連れてくる」ホームページです。

作り方はこうでした。まずクライアントさんにヒアリングして、コンセプトを決める。売れるポイントを1点に絞る。それをワイヤーフレームに落とし込み、デザインに仕上げ、中身のコンテンツを作って公開する。設計の段階でも公開後でも、SEOをきちんとやる。

すると、ちゃんとした事業なら、業種を問わずお客さんが来ました。1996年、まだみんながインターネットを使っていなかった頃から、このやり方をずっと続けてきたんです。

ここで大事なのは、お客さんを連れてきたのは、ホームページそのものではなく、その裏にある仕組みだったということ。見つかる(SEO)、納得する(セールスレターの要素を含んだ中身)、問い合わせる(そう設計された導線)。この「見つかって、納得して、問い合わせる」を実現する設計が、1枚のサイトの中に組み込まれていたんです。

AI時代に変わったのは、「分け方」だけ

では、今のAI時代と何が違うのか。

昔は、1つのホームページが全部やっていました。集める・教育する・受ける。これを1枚で引き受けていた。問い合わせの電話が鳴り、フォームから相談依頼が来る、という形です。

今は、その役割が分割されて、適材適所に置かれるようになりました。

  • 集めるのは、発信です。動画、ブログ、note。
  • 教育して受けるのは、LP(ランディングページ)。ここにマーケティングの要素を入れて、見た人を行動させる。
  • 選ぶのは、私の場合はAI診断。見込み客でない人を振り分け、その人の段階に合ったサービスを提案するためです。
  • 会うのは、オンラインの相談。

なぜ分かれたのか。お客さんとの出会いが、検索だけではなくなったからです。今は、YouTubeのショート動画で「この人、面白いな」と先に知って、必要になったときに「あの人に頼もう」となる。あるいは、自分の悩みを動画で検索して、その答えの中から依頼先を見つける。Google検索だけが入り口ではなくなったんです。

だから、昔は1枚の「売れるホームページ」でできていたことが、今は「売れる仕組みの構築」に変わった。バラして、適材適所に置く。集める・受ける・選ぶ・クロージングを役割で分けて、仕組みとして組み立てる。やっていることの中身は、同じです。

ツールに飛びつく人が、結果を出せない理由

なぜ今この話をするのか。世の中が「AI時代だ」と騒いで、みんなツールとプロンプトに走っているからです。

良いプロンプトを出せば良い答えが返ってくる、それを参考に動こう——そう考えている。でも、集客の原理は、30年間まったく変わっていない。ツールに飛びつく人は、その原理を考えません。原理がないまま、新しいツールでなんとかしようとする。

そうすると「ツール難民」になります。次々に出てくる新しいツールに飛び移って、やった気にはなるけれど、結果は出ない。

私はその逆です。原理を先に持っていて、それを実現するためにAIの道具を使う。ここはこの道具、ここはこの道具、と。今風にしているだけで、元は一緒なんです。

ここを勘違いしないでほしい。**AIが「お客さんが来る仕組み」を完成させてくれるわけではありません。**確固たる仕組みが頭にあって、その各フェーズでやることを、AIを使って早く実現する。AIはそのための時間短縮の道具です。思考は、その上に乗っていないといけない。

変わらない「軸」とは何か

では、変わらない軸とは何か。見込み客と、あなたのサービスをつなぐ軸です。これが一本通っていて、ブレないこと。

そして、その軸を人が流れる場所に置くこと。「私はこういう人間で、こういう問題を、こう解決しています。よかったら相談してください」というメッセージを、その悩みを抱えていそうな人がいる場所に置く。

昔なら、そういうホームページを作って、悩みのキーワードでSEOの上位に出した。今は、あなたの解決力を示すアドバイスをショート動画にして、YouTubeやInstagramにたくさん置いておく。すると、悩みを抱えた人がそれを見て、あなたを知り、探してくる。最終的に、LPでサービスを提示して、問い合わせにつなげる。

これが、お客さんが来る仕組みです。媒体が変わるからやり方が変わるだけで、本質は同じ。お客さんが来る仕組みを作る、ということ。

あなたの会社にも、仕組みは作れる

「売れるホームページ」を持っていた会社が、AI時代も売れるのは、このお客さんを連れてくる仕組みを持っているか、いないかの違いです。

ただし、売れるホームページも、更新しなければ少しずつ集客は減ります。軸はできているので、時代の媒体に合わせて更新する。それだけで、AI時代に合わせた集客がまた立ち上がります。更新しなければ減る、更新すればまた動き出す。それだけのことです。

あなたの会社にも、この仕組みは作れます。今そうなっていないなら、「作る」と決めること。決めたら、まず自分が今どこで止まっているのかを知る。段階が分かれば、次にやることは決まってきます。漠然と新しいツールに乗っかるのではなく、「今この段階だから、ここを解決して次へ進む」と考えていく。その積み重ねの先に、仕組みが完成します。

まずは、自分が今どの段階かを知ることから

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